2009年6月9日火曜日

SDA王滝クロスマウンテン42kmレポート その9

2009年6月8日月曜日

SDA王滝クロスマウンテン42kmレポート  その8

セルフディスカバリーアドベンチャー・イン・王滝
クロスマウンテンバイク42km
http://www.powersports.co.jp/sda/index.htm
結果 3:44:26 総合155位 無事完走
■8.ゴール後〜帰宅
フィニッシュのときにゼッケン番号と名前呼んでくれてはったんですね。
自分がゴールした時は気づかなかったけど、
ゴールする選手を見ていたらアナウンスしてくれてはった。
気づいてたらもっとゴールが嬉しかっただろうなー。

ラストがアスファルトでその間に疲れがとれたのか、疲れはそれほどでもない気がする。
水分補給とカロリー補給をしながら休んでいると、
同じVIGOREのバイクに乗ってる方がゴールしてきた。
他に出ている人がいると思ってなかったので、すこしお話。
赤メタリックのかっこいいバイクだ。前後ディスクにSPDを装備。
現行型RIGID2。「ま。」さんと同じ型。僕のは5年位前に買ったので旧型。
「SPDなしでよく走れましたね」なんて言われたけど、
普段から使ってないから良さがわからない。
たとえレースで使っていても、立ちゴケ確実です。
そうこうしているうちに100kmのトップがゴール。
正確な時間は覚えてないが、5時間台前半。
どんな体力してるんですか?平均時速20km近くあるやん。
もう別次元ですね。
しばらく「ま。」さんを待ってたけど、
降り続く雨で歯がガタガタいうくらい
寒さを我慢できなくなってきたので戻る事にする。
ゴールから受付会場の松原スポーツ公園まで11kmもある。
あまりにも寒く、動いて身体を暖めたいので疲れた身体に鞭打つように力を込めて進む。
途中の景色がまた美しかった。
撮影してみんなに見せてあげたい。
そうは思っていても寒さのあまり、とまることができず写真を撮る事が出来ずにいる。
松原スポーツ公園へ到着するころには身体も少し暖まり余裕ができたので、
着替える前にバイクを水でかるく洗う。
タオルで身体を拭きつつ筋肉痛を抑える塗り薬をぬりながら乾いた服に着替える。
これが大間違い。全身にそれも大量に塗ったので寒すぎる。
一段落してブランケットをかぶりながらも歯をがたがたいわせているところに
「ま。」さんが帰ってきた。
残念ながらCPでタイムアウト。
記録がなくなるだけで、コースをそのまま帰ってきたみたい。
ゴール地点での制限時間には間に合ったみたいなので、
記録はともかく目標の5時間完走は達成。
お疲れさま。
リザルトは14時発表。
それまで、この大会に誘ってくださったコンサルのWさんを探す。
電話してもつながらない。さすがSB。
帰りの時間も心配になってきた。
探し出す事ができないので、温泉に入って帰る事にする。
せっかくなので地元の王滝温泉へ。
ここがさらにへんぴな所にあって、延々とダートを含む道を山に登る。
ハードテイルのバイクに乗っていたせいか、車のサスペンションに感動する。
温泉は秘境の湯の雰囲気を出していた。
充分暖まった所で帰路へ。
比較的快調に進んでいた。
養老IC近くで突然右前タイヤあたりから異音。
ハンドルを取られてないからパンクではなさそう。
スピードを押さえながら養老ICに入る。
原因はフェンダー内ばりが外れてタイヤにこすれていたから。
大事にならなくて良かった。ひとまずガムテープで補修。
すこし休憩したのち、ここから運転を「ま。」さんに変わってもらった。
助手席に座ってほどなくして、記憶がありません。
ETCの「料金は1300円です」の音声で起きる。
「ま。」さん家で「ま。」さんと別れ後は自宅迄。
22時頃帰宅。
無事帰れて良かった。

2009年6月7日日曜日

SDA王滝クロスマウンテン42kmレポート  その7

セルフディスカバリーアドベンチャー・イン・王滝
クロスマウンテンバイク42km
http://www.powersports.co.jp/sda/index.htm
結果 3:44:26 総合155位 無事完走
■7.再び登り〜フィニッシュ
またまたピンクバイクの女性に抜かれる。
あんた、すごいよ。
何回も川の中を走ったので靴が重い。
下りも多くなってきたので足が冷えてきた。
こぶし大の石をよけながら、走る。
崩れてきて間なしという感じの四角く尖った石は特に慎重によける。
実際にはよけようと努力するけど体力がついていかずそのまま乗り上げる。
かなりふらついている。
三たびくだり。
またまたピンクパイクの女性を目指し自転車を漕ぐ。
この頃になると後輪のブレーキの効きが甘い。
砂を噛んでシューの減りも早いみたい。
前輪はまだ効くので無理をしなければ大丈夫。
ヤバッ!!フルブレーキング。
間に合った。
ラインを間違って崖下に転落しかけ。
ちょっと落ち着こう。
今度はピンクバイクの女性がなかなか見えない。
登りで随分離されたみたい。
チェックポイントの看板が見えてきた。
後は下りだけなのかな?
チェックポイント寸前でピンクバイクの女性をクリア。
無事チェックポイント通過。
多分3時間くらい。
沢山の人が休んでるけど、下りやしそのまま行っちゃえ。
快調に下りを飛ばしていると、黄色いバックパックカバーをつけた人に追い抜かれた。
下りで抜かれたのは、初めてだなー。
追跡決定。
必死にペダルを漕いでスピードアップ
なかなか追いつけない。
速い速い。
途中似たような人を抜いたのが、その人だったのかわからないままダート終了。
ダムの上を走る。めっちゃ気持ちいい。
ここから後はほぼアスファルトの下りみたい。
腰が限界近かったので、上半身のストレッチを時折入れながら適度なスピードで下る。
レースが終わるとなると、疲れも忘れて寂しくなってくる。
それにしてもゴール直前のトンネルには参った。
一瞬にして真っ暗になり、平衡感覚と視界がまったくなくなってかなりふらつく。
フルブレーキング!!
前走者がいなくて良かった。
実際には誰もいないのだけど、誰かいるような錯覚を起こす。
ライトなんか役に立たない。
誰かがいそうな気がしてゆっくり進むがふらついて壁にぶつかる。
ようやく目が慣れてきた。
あ、誰もいないや。
再びスピードを上げる。
ゴールの案内が見えてきた。
フラッグの下をくぐりフィニッシュ!!

長かった42kmが終わった。
時計を見ると3時間40分を経過していた。
休憩を含めると3時間45分くらいか。
結果は予想以上!!上出来!!

2009年6月6日土曜日

SDA王滝クロスマウンテン42kmレポート その6

セルフディスカバリーアドベンチャー・イン・王滝
クロスマウンテンバイク42km
http://www.powersports.co.jp/sda/index.htm
結果 3:44:26 総合155位 無事完走

■6.再び下り。
気合いをいれて漕ぎ出す。
ギアをアウターへスピードをのせる。
ときおりギャップでジャンプしながら下る。
見る見るカーブが近づきフルブレーキング!!
ラインを見ながらカーブを曲がる
って水たまりっちゅうか川!?
靴の中が水浸し。
ハイカットのトレッキングシューズを履いていたので足が急に重くなる。
教訓。悪天候の時は水はけのよい靴で自転車に乗りましょう。
って普通悪天候で自転車は乗らないな。
前方にシルバーでフルサスのcannondaleがいる。
同じくらいのスピードかな?
ひとまず追っかけてみる。
なかなか早いねー。
でも少しずつ近づいてきた。
追いついたと思ったら下りが終わっちゃった。
それにしてもこのバイク(VIGORE)いいな。
軽いのに安定感がすごくあるな。
かなりガレているところ30km近くで下っているのにフレームのヨレもあまり感じない。
今まで活用してなかったのがもったいない。

2009年6月5日金曜日

SDA王滝クロスマウンテン42kmレポート その5

セルフディスカバリーアドベンチャー・イン・王滝
クロスマウンテンバイク42km
http://www.powersports.co.jp/sda/index.htm
結果 3:44:26 総合155位 無事完走

■5.下り
チェーンが暴れる。
今迄の鬱憤をはらすくらい漕ぎを入れスピードをアップ。
路面を把握するため先を見る。
先行するバイクがぐんぐん近づいてくる。
自分の方が遥かに早い。
今迄いまいちと思っていたサスペンションがよく働いてくれる。
後輪を2.1に変更して正解!突き上げも気にならない!
よし!少しガレてるけど抜かしてしまえ!
漕ぎをいれスピードアップ!!
楽しい!!本当に楽しい!!
サイコー!!
登りで抜かれた人達をどんどん追い抜かす。
あ、ピンクバイクの女の人だ。
もちろん抜かす。
楽しい下りもあっというまに終わってしまい再び登り。
先ほど抜かした人にどんどん抜かされる。
ピンクバイクの女性にも再び抜かされる。
本当に滑らかにまわしてるなー
こっちは必死、1.2倍は回転数早いよ。
また見えなくなっちゃった。
登る、登る、登る。
漕ぐ、漕ぐ、漕ぐ。
あれ?さっき下ったくらい登ってませんか?
向こうの山にぐる〜っと道が延びてる。
あれを登るんか・・・
身体はきついんだけど、登りに慣れてきたのかスタート直後よりも楽になってる。
(絶対スピードはあきらかに遅いです)
いちど、エネルギー補給をして、写真を撮る。写真はこのときしか撮ってない。
今思うともっと撮っておいたらよかったと思うんだけど、
そんな余裕なかった。

2009年6月4日木曜日

SDA王滝クロスマウンテン42kmレポート その4

セルフディスカバリーアドベンチャー・イン・王滝
クロスマウンテンバイク42km
http://www.powersports.co.jp/sda/index.htm
結果 3:44:26 総合155位 無事完走

■4.20km地点の標識
ようやく出てきた。
チェックポイントまであと、7km。
チェックポイントの制限時間はスタートから3時間30分。
この時点で確か2時間くらい経過、このペースなら余裕だなどと感じる。
一度下りがあった気もするけど、ここまでほぼ登り。
いつのまにかゴールドライタンに曲がかわってるぞ。
♪おまえなら信じた
おまえならやれるはず
いつもてのひらの中
見つめてる守ってる
待ってる燃えてる
ハート・ハート・ハート・ハート
戦うハートがフュージョン
風を切って 飛び立て ライタン軍団
闘う闘う 舞台は大空だ♪
あれ?オープニングとエンディングがまじってるやん。
でも、自分への応援歌じゃないか。
心の声が歌となってぐるぐる回る。
ガオガイガーと違って不快じゃないな。よし!頑張ろう。
いつの間にか同じペースの人と抜きつ抜かれつしている。
印象に残っているのが、メーカーはわからないけどピンクのリジッドに
2リットルのペットボトルで自作の泥よけをつけている女性。
一定の速度で滑らかにペダルをまわしている。
早い早い。全く追いつけない。
どんどん離れていく。
まだまだ坂が続いているし終わりも見えない。
一度ふらついて足をついたときそのままでは乗れなかったので
他の参加者の邪魔にならない様端に非難。
切れ間をぬってもう一度漕ぎ出す。
別に押し上げてもいいんだけど、押し上げなかった理由は、ただ一つ。
しんどいけど、乗った方が時速1km程速かったから。
歩けば4kmくらい、乗れば4〜6kmは出る。
少しでも早く、少しでも楽に登るという気持ちしかなかった。
どれくらいたっただろう。
ようやく下りだ。
完走できそうだという余裕も出てきたので、
下りの前に一度止まって腰のストレッチ。
腰の痛みもすっきり。
いくでー!!

2009年6月3日水曜日

SDA王滝クロスマウンテン42kmレポート その3

セルフディスカバリーアドベンチャー・イン・王滝
クロスマウンテンバイク42km
http://www.powersports.co.jp/sda/index.htm
結果 3:44:26 総合155位 無事完走
■3.10km地点
ようやく10kmの看板が出てきた。
スタートから45分経過。まだ登ってます。
自分の遅さもあるけど、45分も登りっ放し??
いつまで登らせるんだ?
随分と走った気がするけど、まだ10km!?
サイコンのオドメーターををみるとまだ6.7km。
あれ?表示が合っていない。設定を間違ってるのか?
サイコンは当てにならない事が判明する。
もっともサイコン見ている余裕ありませんでしたが・・・

このレースのディスカバリーってSかMを発見する事か?
主催者は全員S、100kmに出場している人は全員ドM決定。
42kmに出ている自分はどうだ?
まだこの苦しさが快感に変わってないしな。
いつか快感にかわっていくんだろうか?
次のカーブを曲がったら下りか?
もう限界に近い、次のカーブで休もう。
ほら、あそこのカーブで休んではるやん。
一緒に休んじゃえー。
後ろの人雑談しながら走ってはる。めっちゃ余裕やん。
次のカーブ曲がったら下りやろ?
もう大分登ったで。
あ、まだ登りか・・・
あの大きい石踏んだらこけそうやしよけないと。
あ、あっちの方が走りやすそうやしあっちを走ろう。
その前にあのガレているところを抜けないとな。
足持つかな?
次のカーブ曲がったら下りやろ?
あ、まだ登りか・・・
そんな事をもうろうとした頭で考えながら必死でペダルを漕ぐ。

足よりも腰が痛くなってきている。
サドルの低さも気になってるが、止める機会を見失っている。
一度止まったら走り出せそうにない。
一人バイクを押しながら降りてくる人がいる。
バイクには問題なさそう、リタイヤか?
止まる事が不安になる。
ようやく決心がつき、バイクを止めストレッチとサドルの調整。
あー楽になった。
急に元気になった。
よし!これでガンガン登るでー!!
と入れた気合いも3漕ぎまでしか持たない。
次の標識はまだか!
そのうち自問自答も消え、自分の荒い息づかいしか聞こえなくなる。
途中に出てくる天然エイド(水分補給所)の看板がむなしく立っている。
雨で気温も低くそんなに利用されていないだろう。
印刷されたインクも雨で流れているのが寂しさを誘う。
セルフディスカバリー。
自分との戦いだ。

2009年6月2日火曜日

SDA王滝クロスマウンテン42kmレポート その2

セルフディスカバリーアドベンチャー・イン・王滝
クロスマウンテンバイク42km
http://www.powersports.co.jp/sda/index.htm
結果 3:44:26 総合155位 無事完走

■2.スタート
ふぁ〜んというサッカーの応援で使うような気の抜けるラッパの音でレーススタート!
坂もゆるく、遅い人達を「ま。」さんと一緒にガンガン抜かしていく。
この時は後に訪れる激坂の事などつゆ知らず、余裕をかましていた。
あるコーナーを曲がると急に全体のスピードが落ちる。
ここから王滝名物激坂本番開始。
しばらくは頑張っていたが、スタート直後に抜かしていった人以上に抜かれていく。
抜かれて抜かれて抜かれて抜かれて抜かれて抜く、また、抜かれて抜かれて抜かれる。
気づいたら「ま。」さんはいなくなっていた。
周りを見ている余裕がなくなり始めた頃、
レース前一週間くらい仕事中にずーっと聞いていたアニソンが頭の中をリピートし始める。
♪ガガガッ ガガガッ ガオガイガー!
ガガガッ ガガガガッ ガオガイガー!!♪
ガオガイガーか!
おおっいいぞ!勢いがつきそうだ!
ところでガオガイガーって見た事ないや。
どんなアニメだろう?
♪ガガガッ ガガガッ ガオガイガー!
ガガガッ ガガガガッ ガオガイガー!!♪
次の歌詞が出てこない。
♪ガガガッ ガガガッ ガオガイガー!
ガガガッ ガガガガッ ガオガイガー!!
ガガガッ ガガガッ ガオガイガー!
ガガガッ ガガガガッ ガオガイガー!!
ガガガッ ガガガッ ガオガイガー!
ガガガッ ガガガガッ ガオガイガー!!
ガガガッ ガガガッ ガオガイガー!
ガガガッ ガガガガッ ガオガイガー!!
ガガガッ ガガガッ ガオガイガー!
ガガガッ ガガガガッ ガオガイガー!!♪
ええーい、しつこいッ!!
あまりにもリピートするので歌の力強さが嫌になってくる。
こっちはそんなに勢いないネンッ!!
頼む終了してくれ。
目に入ってくる水が、雨なのか汗なのかわからない。
もしかしたら本当に泣いてたかも。←嘘だけど。

着ている服も上から下まで水をたっぷり含んで、
全身を打つ雨も気にならなくなっている。

2009年6月1日月曜日

SDA王滝クロスマウンテン42kmレポート その1

セルフディスカバリーアドベンチャー・イン・王滝
クロスマウンテンバイク42km
http://www.powersports.co.jp/sda/index.htm
結果 3:44:26 総合155位 無事完走

■1.スタートまで
一緒にいく「ま。」さんの仕事により、出発は22時。
道が空いていた事もあり現地に2時着。
松原スポーツ公園は広いグランドらしかったんだけど、車でいっぱいになっている。
アクセルを踏まない様ゆっくりと進みながら留める場所を探して止める。
受付が4時半からなのでそれまで仮眠。
目覚ましが鳴る前にバラバラバラっと屋根を叩く雨音で起きる。
天気予報で事前にわかっていた事だけど、テンションが下がる。
受付をすませる事に雨脚が弱くなったのでこのままあがるかと思ったのもつかの間、
山の神様は天気に厳しい。
さらに激しく試練を与え・・・いや大会を盛り上げて下さいます。
コースは崖崩れの多発により、事前に伝えられていた物より大幅な変更が加えられてました。
初めて参加では変更があろうとなかろうとあまり関係なかったですが・・・
雨が降ったらあきらめてそのまま走ると思ってましたが、
雨のきつさにめげて「ま。」さんに予備で持ってきていたウィンドブレイカーを貸してもらう。
スタートは7時。
100kmのスタートを見てから、4km程離れたスタート地点の滝沢まで移動。
列全体の真ん中より少し前くらいに陣取る。というより並んだらこの場所だった。
この時点でウィンドブレイカーを通して雨がしみ込んでくる。
スタート迄の30分程ですっかり身体が冷えてしまった。
ジャージ、ヘルメット、サングラス、フルサスバイクで完全装備している人はとても早そうに見える。完走できるんだろうか?と弱気になる。
カッコは大事ね。
刻一刻とスタートは近づいてくる